エクセル放送とは何か？400億ウォンが行き交う女性キャスターストリーマーの階級戦争

 エクセル放送とは、複数の女性キャスターストリーマー（BJ）を出演させ、視聴者が「星風船（投げ銭）」を贈ると、指名された一人が中央に出て自動再生される曲に合わせてダンスを踊る放送です。

女性キャスターストリーマーたちが受け取った星風船のランキングを画面の一角に表形式で整理することから、「エクセル放送」と呼ばれるようになりました。

エクセル放送が有名になったのは、特定のエクセル放送の収益が400億ウォンに達するという記事が出てからです。

参加する女性キャスターストリーマーたちは高い収益を得られますが、心理的な問題が生じるケースが多いと言われています。視聴者からの星風船を引き出すために刺激的なコンテンツを作らなければならず、投げ銭を多く受け取ったストリーマーが少なく受け取ったストリーマーに対して横暴な態度をとる階級制度を導入するケース（退勤後の会食というコンセプトで放送を進行）も多いためです。

実際に女性キャスターストリーマーのイム・ジヘさんがエクセル放送の会食放送に参加した当日、極端な行動を選択し、結局亡くなる事件もありました。イムさんはより多くの投げ銭を受け取った女性キャスターストリーマーとのトラブルがあり、当時侮辱的で性的羞恥心を引き起こす言葉や行動があったと伝えられています。

エクセル放送はマネーロンダリングなどの違法行為の疑いも受けています。平均視聴者数がそれほど多くないにもかかわらず、一日に10億ウォン相当の星風船が飛ぶケースがあるといいます。

最近ではエクセル放送を進行するストリーマーの一部が脱税しているという疑惑で論争になっています。収益明細を隠し、コストを異例に膨らませて税金を逃れているというものです。

また、最近エクセル放送に出演した女性キャスターストリーマーの「果汁セヨン」がHYBE議長のパク・シヒョクとアメリカのロサンゼルス（LA）の富裕層地区ビバリーヒルズで一緒に歩く姿が海外のYouTubeチャンネルに投稿され、論争となりました。